2018-01-01から1年間の記事一覧

カオス…

特に自分の職業に直接つながってくるわけでもないが「なんとなく」の直感的な興味で関わっていることはいくつもある。 それがスティーブ・ジョブズの言う「結ばれた点と点」として論点が顕になってくる日がくるのか否かさえ分からないけれど、最近は波多野誼…

詩、和歌、文学

先日、本郷の附属総合図書館のライブラリープラザで熊野純彦先生と菅原克也先生の対談があって聞きにいった。 お二人それぞれの講演にも引き込まれる魅力を感じ私も一つ質問させていただきもしたが、特に印象的だったのは熊野先生が引用していたランボオの『…

科学哲学、哲学、そして…

まだ明確な論点は掴めていないけれど取り敢えずの覚書だけ… 一ノ瀬先生が主催してる本郷メタフィジック倶楽部にDarrell Rowbottom先生がゲストに招かれて「The Instrument of Science」というタイトルで講演するという情報を得た。 それで事前に少し予習を始…

物質と記憶

先日、会いたい人に会うために学術会議のイベントに赴いた。 発達保育関連のイベントで会いたい人にも会うことは出来たのだけど互いに忙しくお話しする余裕もなかったのは残念。 次の機会を待ちたいと思う。 その足で本郷の法文1号館に行くと、今週は現象学…

京都

京都に来ています。 高速バスに揺られて8時間。京都駅に着いたのは午前5時でした。 とりあえず京都に来ると必ず立ち寄る駅前の「なか卯」で腹ごしらえ。私と同じく旅人らしき人たちで席は埋まっていて、みな眠りながら時間が経つのを待っているかのようで…

兵(つわもの)どもが夢の跡

鍼灸の専門学校の見学をしたついでに30年前に通っていた空手の道場に行ってみた。 空手の道場とはいっても常設の道場ではなく、幼稚園の施設を借りての稽古であったが… 30年前の記憶では夜中に屋外で稽古をしていたせいか暗いイメージしか残っていないが…

今日は、これから試合です。 年齢的なものもあるのでしょうが、階級別の試合に合わせて日常の体重よりも5kgほど減量しなければなりませんでした。 それは1カ月以上前から分かっていたことなのですが、日頃の不摂生が祟って3日前に測ったら「これから5kg…

滝村に対する海外の評価

滝村の著述を理解するには他の多くの方々の意見が参考になると考えた。 そこでネットで検索すると決して多くはない人数ではあるが滝村の著書について語っているコメントを読むことが出来る。 「読んでも難しくて分かったようで、やっぱり分からない」なんて…

陰謀史観?

私が一目おき、また信頼もしている経営者が陰謀史観を信じているという話を聞いて当初はビックリした。 さらに彼が陰謀史観が正しいことを客観的に理解できるというセミナーに誘ってくれて、講師は海外の日本大使館で重役を務めておられた方だという。 そこ…

国家論の季節

磯前順一さんが編集した藤間生大の『希望の歴史学』が既に発売されていると先日知ったのだが、定価7344円はすぐに用意できる金額ではないので暫く様子をみることにした。 その間に宮本孝二さんの「戦後日本国家の変容」を読み、どうやら滝村の国家論が吉本隆…

シェリング協会

シェリング協会に行ってきた。 色んな論者の先生から多々教えられたことがあるが、最後の「新らしい実在論」のシンポジウムで感じたことを覚え書きしておきたい。 それは、配布された資料に記載された一節が私の目に止まってのことだ。 資料は、今年の6月に…

ロラン・バルト

ロラン・バルトの『神話作用』が届く。 この中に収められている「レッスルする世界」が発表されたのは1954年らしいのだが、ここでバルトが想定している1950年代のフランスのプロレスが私には先ずもってイメージできない。 ネットでフランス人プロレスラーを…

プロレス社会学

マイケル・R・ポールの『プロレス社会学』が届いた。 時間をかけて検討していきたいが、パラパラと眺めての最初の感想は「果たしてプロレスは社会学の対象なのか?」ということであった。 否、正確に述べるならば、プロレスという領域は社会学以外にも数多の…

プロレス

大学院受験予備校である中央ゼミナールの赤田達也さんの発信している情報で「プロレス」が大学院での研究テーマになり、実際に「プロレス」の学術研究で修士号を得ている者が何人もいることを知った。 赤田さんによるとジャンボ鶴田やケンドーカシンといった…

土井正興さんのヘーゲル評

土井さんの『スパルタクス反乱論序説』も取り寄せた。 ネットに触れられていたとおり、ここに土井さんがヘーゲルについて詳述している。「第一章 歴史におけるスパルタクス、四 資本主義の成長とスパルタクス像の分裂」でのことだ。 「哲学者ヘーゲルは、当…

スパルタクス

ヘーゲルの『精神現象学』への理解を深めるために土井正興さんの『新版・スパルタクスの蜂起』を購入。 パラパラ斜め読みするだけでも「民主主義の源流としての意味」など興味深い記述が続く。 だが、ネットで目にした「スパルタクスへのヘーゲルの「混乱」…

理性…?

休みの日にたまたまNHKの高校講座「物理基礎」を見た。 ちょうど慣性の法則の説明をしていて、先生の川角博さんが物理学者らしいスーツ姿や白衣でなくイワユルブルーカラーの作業員姿なのが何気に心を惹く。 「新たに力が加わらなければ、動いてるものは動き…

「東京学派」研究

先日、本郷の東洋文化研究所で行われた「東京学派」研究第一回ワークショップ「アジアの概念化」に行ってきた。 そこで、磯前順一さんの「内在化する「アジア」という眼差し~アジア的生産様式論争と石母田正」と、松田利彦さんの「植民地朝鮮における東京帝…

ヘーゲル学会2018年6月

ヘーゲル学会に足を運んだ。今年は中央大学後楽園キャンパスだ。私にとっては実に聴き応えのある発表ばかりで、学会が私のためにサービスしてくれているのではないかと錯覚してしまいそうなほどで。その中でも、特に印象的だったのは大和さんの発表にあった…

ブログ開設

今まで書いていたブログへのログインの仕方が分からなくなってしまったので、新たにブログを開設します。