革命

某ブログの某者のコメントから普段は考えることなどない「革命」について暫し考える機会があった。

英語の「Re-volution」の和訳に当てられている「革命」という言葉は元々は中国にあった言葉で「天命を新しくする」という意味だったらしい。

つまりは歴史上、経験的に見知ってきた「王朝が新しくなり皇帝が変わる」という現象は運命論者であった古代中国人にとっては「天=神が新しい統治者・支配者を求めた」ことだったようだ。

であるから、歴史は下り、現代の統治者=権力分立された司法・行政・立法のそれぞれの長が任期つきで交代することは「統治権の交代=革命」だと本質的には言うことができ?、中曽根政権から竹下政権へ、そして小泉政権から現在の安倍晋三政権への移り変わりは暴力革命という形を取ることはなくとも本質的には歴代王朝の移り変わりや天子の交代と同じだと見ることも出来る。「歴史は繰り返す」というか、自由民権運動という流れを経た新たな時代の王朝交代だったというのは一元的な思考に過ぎるだろうか?

むしろ、戦後の象徴天皇に対して皇位を排除することが革命だと考える人間は統治権というものを考えないのかも知れない。

そうした「統治権のない象徴天皇」という面からみたならば愛子さま天皇となることはそれ以上ない象徴天皇の在り方のようにも思われる。

日本国家の象徴が「愛」だなんて、天皇陛下も雅子皇后さまも未来を見据えて名付けられたように思えてならない…。