2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

証明論

まったく知らない分野の事柄だと話の筋道がどこにあるのかを判断するのにも一苦労する。 法学だとか裁判に関する事実や概念も丸で不勉強で知らない身では『裁判における証明論の基礎』の核心がタイトルにあるごとく「証明論」「裁判における証明責任」だとい…

心証

太田勝造先生の『裁判における証明論の基礎』を買ったものの、この本の核心にある「心証」ということを知らずイメージできなかった。 悔しいので調べ始めたが、辞書に「訴訟上の要証事実に対して形成される裁判官の主観的な認識や確信」と書いてあるだけでは…

当為の証明

本郷、正門前の井上書房さんで鍼灸の本を数冊買った。 井上書房さんは自然科学系の本を中心に扱っていながらも医史学や東洋医学関係の本も充実してるから度々利用させていただいている。 ついでに伸松堂書店さんで松坂佐一さんの『プラトンと法律』と太田勝…

堂々たる日本人

幕末から明治にかけては私も日本人の端くれであるから最も心に響く時代である。 弟子入りした先生のところで鍼灸の術を勉強させていただくようになってから先生の術技の強烈なインパクトに「私もいつかは海外に勉強に行ってみたい」と年齢も省みずに考える昨…

斉藤公子

人は人生の旅路の途上で後々時間をかけて解答を得るべき宿題を負わされるもののようだ。 先日の東洋文化研究所での東京学派に関する講演で「駒場哲学カルテット」とも称される「廣松渉、坂部恵、大森荘蔵、井上忠」の話を聞いてから「事的世界」だとか「関係…

タレス(ミレトス派)とパルメニデス(エレア派)

ヘロドトスの『歴史』(松平千秋 訳)をヤフオクで安く落札した。この本には私が予想し仮説を立てた「知りたかったこと」が書いてある。 「さてハルパゴス(アケメネス朝ペルシャの将軍、キュロスの部下)は兵を進めてポカイアを包囲すると、もしポカイア側が(王…